日に日に桜も咲いてきて、世の中が花で溢れる季節になってきました。

一週間前、心に花を咲かせようプロジェクトで、福島と宮城に行ってきました。
私は一年ぶりでしたが、合唱団の皆はこの一年、東北のとある小中学校、高校にてワークショップや指導を重ね、その回数はなんと70回にも及んだそうです(文科省 緊急スクールカウンセラーの一環として)
今回はそれらの学校の生徒さんたちが宮城県名取市の素敵な文化会館に集い、コンサートが行われました。
土曜日の午前中に福島の中学、午後に仙台の小学校を訪れてワークショップがあり、日曜は演奏会。各学校の趣向を凝らしたステージを楽しんだあと、心に花を咲かせよう合唱団のステージ、そして150人もの合同合唱のピアノを務めました。
あんなにも圧倒的で心に響く歌声は初めてでした。舞台と客席の空気が一体となっていて、その中にどっぷり浸っていたかったのですが、何せ150人もの全力での歌声はものすごい迫力で、ピアノコンチェルトを弾くよりも疲れた気がしました(笑)
仮設住宅から来て下さって初めて聴いた方が「コンサート前は、心に花を咲かせよう の意味がさっぱり分からなかったし、コンサートに行く意味も分からなかったけど、今日初めてその意味が分かったよ。ハーモニーが一体になるとこんなにも心に響くんだなぁ。本当に、心に花が咲いたよ」と泣き笑いのような笑顔で話して下さったのが忘れられません。