2024年12月01日09:00

カテゴリ: 美術

DIC川村記念美術館

数ヶ月前に閉館のニュースで話題となった千葉県佐倉市にある小さな、素敵な美術館。
数年ぶりに訪れました。
アプローチから建物、ロビー、広い池のある庭園、そして内部の装飾、中からガラス越しに見える森の景色、どれも素敵で、そして何より赤のロスコ部屋。
こんなのなかなか無いのにな、ととても残念に思います。
数年前のウィーンの美術館で、偶然ロスコ特集をやっていて、そこには赤だけではない白や黒や緑色の作品があり、とても興味深く観ましたが、久しぶりにロスコ部屋を訪れてみて、やはりここは空気感が特別だなと思いました。
もっとうまく運営していたら、きっと今くらい人が来ていただろうに…とニュース以来増えた来館者を見ながら寂しく思いました。
私は大混雑の美術展が無理なので、話題の田中一村展もモネ展も行けてないのですが、
ここにもモネやシャガールが少しだけありますし、現代美術もたくさん見られます。
冬になってしまうと庭園の楽しみは半減かもしれませんが、閉館前にぜひ訪れてほしい美術館です。

2024年11月20日20:55

カテゴリ: 声楽、合唱と; コンサート

今年の山場

先週は本番が３つあり、なかなかハードな1週間でした。
ざっと列挙すると、とある演奏会で声楽伴奏の本番、向日葵の会（合唱）本番前のラスト練習、大学のレッスン（フルート）伴奏と合わせを複数人分✖️数回して試験伴奏、とある声楽レッスンの伴奏、とあるリサイタルの練習伴奏、向日葵の会オケ合わせ、そして本番、でした。

向日葵の会では、普段はもちろんピアノで練習をサポートしていた訳ですが、本番はドボルザークのミサを慣れないオルガンのみで演奏、そしてラターのマニフィカトではオケに足りない楽器ハープ・オルガン・ティンパニをパート譜から拾って、大量の書き込みや切り貼りで作った楽譜を見ながらピアノで弾くという、なかなか大変な作業でした。
弾き方も全然違うし、ストレスが結構かかって久々に身体に不調が出たりもしましたが、
無事に全部終わって、やっっっと解放されました。

会場は教会の素敵な空間で、本番は緊張感に包まれながらも得難い雰囲気を感じられて、「良い一瞬」を何度か感じられたのは良かったです。

やはり今年イタリアでたくさんの教会へ行ったりミサを経験して、自分の中で少しずつミサ曲への理解が深まっているなぁと思います。
歳を重ねて分かることは楽しいものです。

2024年11月07日17:41

カテゴリ: 弦楽器と; コンサート

宇部へ

今年も宇部へ。
民谷可奈子　ヴィオラリサイタルです。

今年も、子どものためのコンサート🎵と、
「イタリア」をテーマに演奏会を🇮🇹
今年の６月に一緒にイタリアへ行っていたので、あの空気感や雰囲気を醸し出せたらよいなぁと思っています。
山口県、周辺の方、ぜひご来場ください♪

2024年11月03日13:55

カテゴリ: 声楽、合唱と

秋たけなわ

秋を迎え、この一年、練習のお手伝いをしていた団体が次々と本番を迎えつつあります。
やり切った感と、終わる寂しさと、次回への思いと、様々な感情をそれぞれにお聞きして、なかなか心が忙しいものです。笑
やはり最後の追い込み、集中力というのは凄いなぁと感心させられます。皆さまそれぞれ忙しい日々の中、難曲に挑んでうまく行かないところは沢山あっても最後まで努力して、1週間前に出来なかったとこも本番はクリアするという場面を何度も見てきました。本番も出来なかった、というパターンもありますが　笑、それはそれ。
試行錯誤していく過程で確実に力になっているなぁと、横で見ていて（ピアノ弾いていて）思います。私は何かにこんなに一生懸命できるだろうかと、いつも問うてしまいます。

毎日違う団体でミサ曲やら合唱曲を弾く数日が続いたり、リサイタルの練習ピアノを弾いている人のコンサートを迎えたり、毎日いろいろあって自分の練習時間を確保するのが難しくなりつつありますが、なんとか弾きこもりの日を確保して（隙間時間に息抜きもして）、年内のお仕事を全うしたいと思います。

とりあえず直近弾くもの、受け取ったばかりの合唱楽譜を並べてみました。横にはまだまだ、コピー楽譜や独唱曲が山のように…

2024年09月26日15:12

カテゴリ: 声楽、合唱と; コンサート

久々のお知らせ

いつも余裕がなかったり、タイミングを逃したりで、久しぶりのコンサートお知らせです。

10月23日午後は毎年恒例の「うぬぼれコンサート」をみなとみらい小ホールで。
今年は各自のソロ曲の歌唱で16名、関先生も歌ってくださいます。こちらは無料です🎵
日本歌曲やオペラアリアなど、多様な歌をお楽しみください。

それから11月16 日土曜の午後、いつも練習ピアニストを務めている合唱団「向日葵の会」の演奏会が秋葉原の教会で行われます。
ドボルザークのミサ曲をオルガン（もどき）伴奏で、ラターのマニフィカトを小編成オケで演奏します。
拍子や調性の変化が目まぐるしく、なかなか苦労していますが、少しずつ完成しつつあります。あまり広くないので満席になるかもですが、よろしければお聴きください。
チケット承ります。

2024年09月19日23:15

カテゴリ: お出かけ

山形へ

この夏の旅行は山形へ行ってきました。
毎年、行きたいところを詰め込むと、県を超えて移動していて疲れてきたので今年は県内のみにしよう！、ということで、どっぷり山形の魅力に浸かってきました✨

まずは山形駅周辺をさっと見て、文翔館へ。明治に県庁として建てられた素晴らしい建物です。
山形の歴史を学び、隣の市の天童へ。
将棋の街として有名で街中に駒のモニュメントや将棋モチーフのものがあります。
私の好きな天童木工へ少しお邪魔してきました。ここの椅子が好きです。たくさん見られて、車の内装なども手掛けていることを知り、とても楽しいひとときでした。お値段も結構するのですが、天童市は道の駅などにたくさん置かれていて、さすが地元！
それから天童の美味しいものや、将棋にも触れて、なんと言ってもこの時期はフルーツ✨
桃も洋梨も梨もぶどうも！東京よりずっと安くて満喫しました。
いつも美味しいさくらんぼを送って頂いているのですが、さくらんぼの木の周りにはビニールで覆うためのパイプが張り巡らされていて、栽培の大変さを垣間見れました。

山形はどこにいても山に囲まれていて、山らしい山がない千葉県民としては不思議な気持ちになります。
蔵王の素敵な温泉宿（斎藤茂吉ゆかりの宿で、宮崎駿など著名人の色紙も多数展示されてました）に滞在したり、海側の鶴岡市へ移動して宿泊したお宿では、藤沢周平が泊まった部屋だったりと、なんだか文学的な旅になりました。
そして毎食の素晴らしいお料理を堪能。山形の深みを感じる旅でした。また他の都市にも行きたいなぁと、山形お気に入りとなりました✨

2024年09月16日20:15

カテゴリ: 声楽、合唱と

校歌祭

今年も、かながわ校歌祭が行われます♪
毎年恒例の県立高校の卒業生や現役生が集まって、各校歌を歌い合うイベントで、もう19回とのこと。26の学校が出演します。
この数年は毎回伴奏させてもらっていて、指揮と指導は同学年の友人指揮者。高校生の頃から考えると、ほんとに不思議な気持ちです。
我らが希望ヶ丘高校は出演が1番のため、オープニング演奏に「箱根八里」も歌うことになっており、その伴奏もします。
先日の練習会で判明したのは、現役生はこの曲を知らないとのこと。言葉も昔ので、私の世代でも意味を調べないと難しく分からないし、このまま忘れられてしまうのでしょうか。でも上の世代でも、神奈川県民以外は馴染みが無いのかもしれませんね。
数年前、滝廉太郎の「花」も中高生が知らなくて驚愕しました。

どなたでも無料で聴けますので、ご興味ある方はぜひ🎵
平塚のひらしん平塚文化芸術ホールにて。12時開始、希望ヶ丘高校は12:35分頃登場予定です。

2024年08月20日18:46

カテゴリ: 声楽、合唱と; コンサート

台風の中

急遽横浜に泊まってました。
港の見える丘公園にあるイギリス館にて、リハーサル、翌日声楽のコンサートがあり（残念ながら関係者だけで満席）、2日連続だったのですが、なんせ最強クラスと騒がれていた台風で電車がどうなるか分からない、帰れなくなるかもしれない、そうすると本番の衣装やらも無くなる、というわけで。
台風も結果的にはそんなでもなかったので、少し朝のお散歩したりして滞在を楽しみました。

コンサートでは童謡から日本歌曲の数々、語りもの、はたまたドイツ歌曲、フランス語オペラアリアなど盛りだくさんで、7人の方々の伴奏を務めました。歌い手が変わると聴き方、バランスの取り方が変わるので、同じ演奏時間でも1人のリサイタルを伴奏するより疲労感が多いです。
でもそれぞれ個性豊かで面白いのも確か。
出演者の半分は関西からで、前日新幹線が運休になったりで大変でしたが、なんとか無事に終わって本当に良かったです。

翌日から、今度はバイオリン伴奏漬け。
今週末の発表会での大量伴奏に向けてギアチェンジならぬ耳チェンジ。うまく切り替えないと、音のバランスが取りにくい💦
合間に声楽の合わせやレッスン伴奏もあるしで、なかなか試練の８月を過ごしております。
暑いけどパワフルな方々のエネルギーをもらって、なんとか乗り切りたいと思います✨

2024年08月13日18:55

カテゴリ: 美術; お出かけ

大阪　美術館・建築めぐり

あっという間に８月も半ば。
だいぶ前ですが、先月末は2日間、大阪で過ごしました。
最近の交通網は新幹線含めていつ止まるか分からない&前日が空いていたので、仕事の前に前入りしたのです。
前々から興味のあった中之島へ泊まり、美術館や歴史ある建物を見学。
中之島は大阪駅から少しだけ離れた川のなかの中州のようなとこで、コンパクトにいろいろな建物が建っていて、大きなホテルもあれば、まだ新しい美術館や小さな美術館、はたまた昭和初期からの歴史的な建物がドンドンドンと連なっていたり、私が興味のあるとこばかり✨
大阪中之島美術館、中之島香雪美術館、子ども本の森中之島、東洋陶磁美術館、大阪市中央公会堂、大阪府立中之島図書館（重要文化財）、大阪市役所。すべて徒歩圏内です。

特に東洋陶磁美術館は見せ方が上手で、写真も可能、とても良い美術館でした。
そして足を伸ばしてアベノハルカス展望台へも。関西圏をぐるっと見渡せて、六甲山に沈む美しい夕陽も見られました。

大阪でなにより驚いたのは、蝉の声！！
うるさい！！
最近は蝉も少ないし、歳をとって高周波が聞こえなくなってうるさいと感じないのかな…と考えていたのですが、大阪はとてもうるさかったです。ちょっと、良かったと思ってしまう自分がいました。笑
関東にはあまりいないクマゼミということで、早朝にシャーーーーという音で目が覚めて最初は何の音か分からず、ぼーっとしながら考えていたのですが、蝉か！と気付いてびっくりでした。何匹かまとまって鳴いてると、かなりの騒音です。

大阪は万博控えて、あちこち改装したり、新しくなったり、活気に溢れており、楽しく充実の滞在でした✨

2024年08月03日14:47

カテゴリ: 声楽、合唱と

公開レッスン

暑さでいろいろ追いついていませんが、大阪へ伴奏合わせに行ったり、コンクール伴奏で懐かしい人に会ったり、道を歩いていたら芸能人家族とすれ違ったりしてます。

今年も瑞穂の会の、塚田先生公開レッスンが代々木上原のムジカーザで行われています。私は2日目に受講。なかなか歌われる事がない高田三郎の「残照」をこれで全曲勉強したことになりますが、ピアノ伴奏はわりと音が少ないので、また違う難しさがあります。
まだ6、7日と午後から行われているので、ぜひ🎵

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